Nreal AirはUSB-C(DP-Alt対応)直挿しを想定されて作られています。そのためゲーム機などでよくあるHDMI接続をするには変換アダプタを噛ませる必要があります。ただこれまでは音が出たり出なかったりして面倒でしたが、なんとファームウェアアプデで音声に対応してきやがりました。
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これまでの対応状況
Nreal Adapterという純正アダプターが発売されており、これはHDMI出力をUSB-Cに変換してくれます。このアダプターを使えばちゃんと音が出る仕様になっていました。ただ少々お値段が張ること、アダプター自身が充電式であり充電しながら使う術がないことなどの理由から、サードパーティ製のアダプターを使いたいと思うことがありました。なんで給電できるようにしなかったんや...
ファームウェアアプデ(07.1.02.266_20230525)後
公式AndoroidアプリであるNebra(ver.3.3.0)に付属しているNreal Airのファームウェア(07.1.02.266_20230525)にアップデートすることで、HDMI出力を変換するアダプターの音声(DisplayPort音声)に対応しました。技術的なことはわからないですが、結構すごいことなのでは？と思っています。簡単に言うとこれでサードパーティ製のアダプターを使っても音が出るようになったよ、という話ですね。Nreal Airの輝度マイナスボタン長押しで切り替えです。
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なにが嬉しいの？
Nreal Adapter(XREAL Adapter)の欠点として上にもいくつか挙げましたが、
- お値段が張る(定価8980円)
- 充電式で4時間ほどしか連続使用できない
- 充電しながら使用する術がない
- 重い、大きい
など、なかなか癖のある製品でした。特に充電しながら使えない仕様は改善を望む人も多かったはず。そこでサードパーティ製のアダプターが選択肢に入ったことは喜ばしいです。これにより、
- 比較的安価
- 給電しながら使える
- 好きなデザインやサイズを選べる
ようになったわけです。メーカーとしては純正を売り出したほうが良いだろうに、かなり寛大な対応だと思います。ありがとうございますXREALさん！
Nintendo Switchとの接続が最強になった
Nintendo SwitchとNreal Airの接続はドック経由でHDMI出力し、さらにそれをUSB-Cに変換する必要があるので結構面倒です。これまではさらにNreal Adapterの充電残量管理をするか、サードパーティ製アダプターを使って音をイヤホンなどで出すかを選ぶというなかなかオススメしにくい状況でした。
今回のアップデートにより充電残量問題も音が出ない問題も一括解決しちゃいました。お好きなサードパーティ製アダプターを購入して是非試してほしいですね。私のオススメはAmazonで買えるこれ↓です。
接続風景はこちら。SwitchはHDMIからの給電が強いのか何なのか、Nreal Air側の輝度によってはアダプターへの給電が不要な場合がありそうです(画像左)。さらにスタイリッシュだ。私の環境では最大輝度から2段階落とすと安定しました。給電したい場合は以前紹介したGoovis® Type-C 専用ケーブルを使ってドックのUSBから給電するとお洒落(画像右)。
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おわりに
SwitchだけでなくPS5ももちろん音が出ました。給電すら不要な機器も結構あるみたいです。欠点としてはモードの切り替えのために長押しするのが面倒なことくらいでしょうか。ユーザーが多いしサポートやアップデートも期待できる点はRokidやVitureなどの他のARグラスに比べて明確なメリットに思います。
お読みいただきありがとうございました。
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